現在私たち家族は、全員で私(嫁)の実家に住んでいます。
もともとは注文住宅を建てたいといろいろと計画していました。
しかし1年間検討に検討を重ねた結果、注文住宅を見送り実家住まいとなりました。
その結果、実家に暮らして本当に良かったと今は思っています。
今回はその経緯や理由をご紹介します。
目次
結婚当初
結婚当初は夫の職場近くのアパートを借りて生活していました。
夫は残業が多いため、夫の職場近くのほうが夫婦の時間が取れると思ったからです。
家に対する考えとしては、私は賃貸でも良いと思っていました。
夫はいずれは家を建てたいという意見でした。
私が賃貸でも良いというのは、家の維持費と、夫の実家が遠方にあることが理由です。
将来どこに住むのか見えないため、賃貸での生活では良いのではと思っていました。
妊娠後
妊娠後、将来のことについてよく考えるようになりました。
そのときにやはりネックになったのは家のこと。
もし、家を建てるのならばローン返済のことも考えて今しかないのではと思いました。
私は家の希望はそこまでありませんでしたが、夫は家を建てたいと言っていたので、
私は夫の希望も叶えたいと思っていました。
そこで、仕事から帰った夫に家のことを検討してみないかと話しました。
すると夫も乗り気になり、2人で住宅展示場をまわることにしました。
住宅展示場巡り
ひとまずお互いの両親に家を建てたいと思っていることを話しました。
家を建てることに反対はされず、進めていくことにしました。
土地については、父が持っている農地を活用するつもりでした。
予算も大まかに決め、土地の候補を考えて住宅展示場へと向かいました。
大手ホームメーカーへの来店
まず最初に見学したのが大手ホームメーカーでした。
大手の中ではローコストの部類で、共働きの私たちでも建てれるだろうと向かいました。
最新の家は本当に感動の連続で、結露が出ない、外の音が遮断される、パントリールームがあるなど見ていて楽しかったです。
見学をした後にはお話を聞き、アンケートを記入しました。
アンケートでは家づくりの土地について、年収についてなど聞かれます。
家づくりに疎かった私たちは素直に予算や年収について記載しました。
ホームメーカーの営業さんは、最初とにかく希望に満ちた楽しい提案ばかりしてくれます。
こんな家って素敵ですよね、こんな設備ありますよ!といった感じです。
すっかりそれに乗せられ、もうここのホームメーカーで建てようかとまで話していました。
そして、土地もここにしたいなど希望を伝えました。
この時すごいのが、まだ予算も出ていないの営業さんから契約の打診がありました。
いくら浮かれていてもさすがに契約はお断りし、予算と間取り図の提案をお願いしました。
そして出された予算は私たちの目標としていた額を300万円オーバーしたものでした。
今ならわかるのですが、家づくりで本当に希望の家を建てるのならば300万円は仕方ない額だと思います。
しかしここで提案された家は特に特徴のない普通の家で、300万円の差額は私たちにとって大金だと感じたため、このホームメーカーの営業さんとは連絡を絶ちました。
地元小規模工務店への来店
次は知り合いが家を建てたという、親子で経営する工務店に出向きました。
気密性の高さと全館空調をウリにしており、様々な話を聞きました。
間取りや予算などについては、設計依頼を出し設計料を支払ってからとのことでした。
設計料は惜しかったですが、建築費に比べると安いものなので依頼しました。
予算を伝えたところ、たぶん希望にお答えできますとのことでお願いしました。
地元ローコスト工務店への来店
小規模工務店と同時に進めていたのが、地元密着型のローコスト工務店です。
ただ、地元工務店といっても規模は小さいわけではなく、中程度の規模といったところです。
ここでは年収や予算は伏せて話をすすめました。
月々の支払い額だけ提示してほしいとのことで、月々の希望額を大まかに提示し、
プランを提案していただきました。
筆者から夫への提案
この時期、私から夫へひとつ提案をしました。
次のアパートの更新が数か月後に迫っていたため、
このまま家を建てるのに更新料を支払うのはもったいない。
あなたさえよければ、家を建てるまでの間私の実家に住まないか?
と提案をしました。
夫は快く了承してくれ、更新直前どころか早めに住み始めようと言ってくれました。
この時点で、私たちは期間限定の実家移住をしました。
思わぬ費用が発覚
移住をした後、小規模工務店から土地の造成費見積もりの話がきました。
私たちが活用しようとしていた土地は農地だったため、農地転用や造成が必要でした。
また、広さがそれなりにあったため、造成費用に不安も抱いていたのでありがたくはありました。
そして見積もりが出た結果、
当初大手ホームメーカーで予想提示されていた額よりも400万円オーバーした金額を提示されました。
このときは本当に夫婦ともにショックでした。
400万円そこでオーバーしたということは家にかけるお金を400万円削る必要が出てきたからです。
そして工務店にこの造成費で希望の家を建てれるか尋ねたところ、
家の希望を削るしかないという回答でした。
造成費の相見積もり
諦めきれなかった私たちは、地元ローコストメーカーにも見積もりをお願いしました。
結果、変わらず。
そしてプランを提示していただきましたが、予算よりも400万円のオーバーでした。
このころには最初に予定していた金額よりも予算を上げていましたが、それでもオーバーでした。
家づくりを考え直す
ここにきて、夫と家づくりを考え直しはじめました。
私達夫婦は多くの展示場をまわったことでいろんな話を聞き、知識が増えました。
それによって希望がどんどん膨れ上がっていました。
希望を妥協して、大金を家を払って満足できるのか。
妥協するとしたらどこが妥協できるのか話し合いました。
夫は間取り等にこだわりがあり、私は素材や設備にこだわりがありました。
二人ともこだわる点が異なることで、妥協点を出すのが難しくなりました。
家づくりの中断
この頃には、私の実家に来て数か月が経っていました。
実家での生活にも慣れて快適に過ごしていました。
家づくりを検討することで休日をほとんどとられ、悩み、疲れ切っていました。
こういったことから、注文住宅の検討を一旦中断しました。
実家での暮らし
実家で暮らしていくうちに、いくつものメリットが見出せました。
まず、子供にさびしい思いをさせずに済みます。
人が多い分抱っこや遊んであげる手も単純に多くなります。
家賃も賃貸に住むより少なく済みます。
そして家事の分担ができます。
また、大型連休の度に互いの実家に顔を出さなければという思いが消えます。
妻の実家に住んでいるため、夫の実家へ行く段取りだけで済みます。
逆に、実母の負担が増えたのではないかという点や
腹立たしいことがあっても住まわせてもらっている身をわきまえなければという点、
子育てに横やりをさされてしまうといったデメリットもあります。
他にも書ききれないくらい実家暮らしもメリットデメリットはあります。
ここでは記載せず次回ご紹介できればと思います。
今回は実家暮らしになった経緯をご紹介しました。
筆者からは実家暮らしを強く推します!ぜひご参考に。
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